日本での初開催だったG20が閉幕しました。
米中貿易戦争が世界経済にマイナス効果を及ぼす中、共同首脳宣言の発表に至らしめたことは日本の曖昧な行政力の賜物であったという印象です。

米中貿易戦争は米中首脳会談により一時停止となりました。実態は解決ではなく米中双方の様子見です。かすかな光明はファーウェイに対する一部規制解除です。

米国は優先主義を掲げ多国を相手に要求を強めています。中国が最大の相手として報じられていますが実態は異常なほど多くの国に対して貿易戦争を起こしています。

日本も例外ではありません。日米の貿易赤字を睨んで米国の赤字が解消する規模の輸入を迫っています。不要なものであっても戦闘機を100機以上買わせ、イージスショア2か所の設備を買わせ、日本の農業を破壊する規模の農産物を買わせようとしています。

日本は昨日韓国に対する輸出を制限する策を発動すると発表しました。韓国内の徴用工裁判に対する報復措置とのことです。日韓の経済交流を破壊する行為は日本の失策です。これらの日本経済に悪影響になるのではと懸念されます。

経済の歯車は各国で軋み出しています。
自由主義経済は自国優先主義、全体主義や独裁主義の統制経済の広がりに影響を受けています。G20でも自由主義経済を守ることは宣言から除外されました。自由主義経済の崩壊が始まっているのかもしれません。

財力が持てる国と持てない国が明確に分かれてきました。富める国は貧しい国に援助を行うことも過去のような無償ではなくなりました。中国のように港湾地域を借金のかたに長期租借して自国の拠点を設けています。経済だけでなく軍事拠点ともなる長期租借は平和への防波堤になるのか戦争への埠頭へ変わるのかは誰にも分りません。

世界経済の未来はどうなるのか?
各国の関係がギクシャクすれば経済も同様にギクシャクすることになります。各国間の経済には少し遅れてその兆候が出るだけです。

今の時点で予測される明日の経済は?
米中間に妥協が現れることは期待薄です。米露間も規制解除には見通しが立ちません。米欧間は欧州が多少の妥協で解決を目指すでしょうが米国は妥協を許さず米欧間の経済は不安定のまま推移します。日米間は日本の全面的な妥協でその負担は国民の負担に据え変えられます。次の世界経済の転換点は米国の大統領選挙です。共和党が勝てば世界経済はより一層の苦境を迎え、民主党が勝てば大きな変化が訪れる。

さて、明日はどうなる?